住商モンブラン

スイーツ甲子園は
人として成長する機会も与えてくれる

高校入学前から目標に掲げていたスイーツ甲子園への出場から2年生チームでの優勝という快挙を成し遂げた、第17回大会優勝校 飯塚高等学校チーム「アルカンシエル」3人の努力の軌跡をだどります。

第17回大会優勝チームインタビュー!

スイーツ甲子園 高校生パティシエNo.1決定戦
学校法人嶋田学園
飯塚高等学校 製菓コース
チーム
「アルカンシエル」

写真 左から鶴さん、野上さん、福田さん
(撮影:産経新聞社)

写真 左から永井紀之シェフ、チーム「アルカンシエル」鶴さん/野上さん/福田さん、鎧塚俊彦シェフ、大森由紀子さん(撮影:産経新聞社)

『スイーツ甲子園』への出場は
3人共通の夢だった。

メンバーの3人ともが高校進学前からスイーツ甲子園出場を志していた、と伺いました。きっかけは何だったのでしょうか?

野上さん:「お菓子作りが得意な母の影響で、小さなころからお菓子作りが好きでした。お菓子作りに夢中になる一方でコンクールに出たいという気持ちが強くなり、調べていく中でスイーツ甲子園を知り、飯塚高校を進路に選びました。」
福田さん:「お菓子作りが好きで、将来はケーキ屋さんなど自分のお店を持ちたいと思うようになりました。進路について色々調べる中で、製菓コースがあって、スイーツ甲子園や様々な大会で受賞している飯塚高校を知り受験しました。」
鶴さん:「中学3年の時に飯塚高校のスイーツ甲子園試食会に参加し、先輩たちがケーキを作っている姿やケーキにデコレーションする様子に憧れました。自分も飯塚高校に入ってスイーツ甲子園に出場したいと思い進路を決めました。」本大会で飯塚高校製菓部からは3チームがエントリーし、西日本大会に駒を進めたのは2チーム。そのなかから、決勝大会に進んだのが2年生チームの「アルカンシエル」だった。

チームを組むには、学内選抜などがあるのでしょうか?

林田先生:「飯塚高校の製菓コースでは授業は行いますが、コンテストに出たい、イベントに参加したい、技術力を高めたい、という思いがある生徒は製菓部に所属します。なので3人も製菓部の部員です。チームアップは部内で自由に任せています。過去には選抜を行ったこともありますが、本大会においては行わず、結果的に3チームが大会にエントリーしました。」

今回の大会の課題「アニバーサリーケーキ」を作るにあたって

作品名「chouette(シュエット)」はどのようにつくられたのでしょうか?

野上さん:「それぞれ一人ずつ、こんなのがいいな!という自分の理想のケーキを絵で書いて、これいいね!と話し合いながらいいところを取り入れ合って決めました。」

絵をかいて、話し合って内容を決めるのにどのくらいの期間が必要ですか?

福田さん:「1日か2日あれば・・・」
聞き手:(驚く)
林田先生:「製菓部の取り組みとして、チームを決めたら大会のテーマが発表されるまでは、私がテーマを決めて作るという練習をしています。メインの食材選び、デザイン、飾りも作って組み上げてプレゼン。1か月に1回、2~3週間くらいのペースで、夏休みの間は通しの練習を、繰り返し繰り返し。その結果、短期間で内容を決めて作って、ブラッシュアップして、という流れができるようになっています。」

写真 左から林田先生、鶴さん、野上さん、福田さん

常にイレギュラーを想定して、何が起きても動じない平常心を作る。

競技中は、いつも使っている機材との差や、いろいろなハプニングも起こりますよね。
これまで積み重ねてきたなかで、練習が実ったなと感じた瞬間はありますか?

野上さん:「練習するときに、成功するときもあれば失敗するときもあったので、その失敗したことで、本番に同じ状況に陥ってもどうしたらいいかすぐ判断できたので、練習で失敗しててよかったなと思いました。」
福田さん:「冷凍庫や冷蔵庫の温度調整の練習をしていたので、本番でもこの温度だったらもうちょっとかな、とかすぐ調整できるようになったことです。」
鶴さん:「ケーキを作っていく上で、ダスターの使用や台の汚れなど衛生面を意識しながら作業するように心がけて、本番も練習している時と同じようにできました。」
林田先生:「大会の会場の機材の違いで慌てることがないよう、わざと冷凍庫の温度を高くしたり低くしたり。どんな状況であっても、学校で作るのと同じように本番で作れることを目標にして練習しています。大会前日も最後まで会場でイメージトレーニングをして、こういう風に動こう、という話し合いをしていました。」

日々の練習でもイレギュラーを想定して備えているんですね。練習で苦労したことはありますか?

野上さん:「西日本大会の時は飾りが持ち込みできましたが、決勝大会は飾りもその場で作らなくちゃいけない。練習の時点でどう短縮したらいいんだろうと悩みました。」

そういった競技中の時間配分はどのように?

野上さん:「練習中から時間配分を細かく決めて、練習中はそれを書き起こした紙を見ながら、大会までに頭に叩き込んで、本番ではそれぞれ声を掛け合いながらやってました。」
林田先生:「教師は離れたところから見守るしかできないのですが、この声がけのおかげで(大丈夫だな、時間通りだな)と安心してみていられました。」

(撮影:産経新聞社)

第17回大会テーマ
「アニバーサリーケーキ」
作品名「chouette(シュエット)」
自分たちのお母さんにありがとうの気持ちを込めて作られたアニバーサリーケーキ。

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スイーツ甲子園は、
大人になるための大切な一歩を踏み出す機会をくれる大会

スイーツ甲子園での経験を通して、自分の中での変化はありましたか?

福田さん:「私は話すのが好きで得意分野でもあるので、プレゼンも楽しくできました。もっといろいろなコンクールに挑戦したいと強く思うようになりました。」
野上さん:「私は人前でしゃべるのが苦手で、スイーツ甲子園を通して、話すことが楽しくなったと思います。」
鶴さん:「私ももともと人と話すことが苦手で、普段も一人でいることも多かったのですが、スイーツ甲子園に参加してから、仲間とのコミュニケーションも多くなって、他の人達と話すこともだんだん増えてきました。成長できたなと思います。」
林田先生:「どうしても競い合うことに注目されがちですが、スイーツ甲子園は生徒が社会との接点を持つことにも繋がっていると感じています。自分たちでケーキを考えて、作って、食べて、反省して、また作って・・・という試行錯誤を繰り返しながら完成させていく。最後にはプレゼンテーションをして、そこに込めた思いや考えを他者に伝える。本番では自分たちが作ったケーキをプロの目で見てもらい評価してもらう。そういった一連の流れを高校生というタイミングで経験できるということは本当に貴重なことです。大人になるための大切な一歩を踏み出す機会を与えてもらっているなと思います。」

  • (撮影:産経新聞社)

顧問・林田先生

顧問・林田先生からのコメント

スイーツ甲子園には第1回大会からずっと参加しており、製菓部としても年間で一番大きな大会として、全力で取り組んでいます。今回優勝したチームメンバーは全員2年生。2年生チームで決勝に勝ち上がったのは飯塚高校としても実に10年ぶりのことです。このチームは一貫して「勝ちたい」「一位になりたい」という気持ちが強く、基礎を忠実に守り、製菓部の活動も一日も休まず取り組んできました。学校生活においても、やるべきことをやり、規則正しい生活を続けることで、それらが大会という極限の緊張状態においても実力を発揮する基礎になることを見せてくれました。これからの活躍も期待しています。

学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 製菓コース https://iizuka.ed.jp/

■学校紹介
学校法人嶋田学園 
飯塚高等学校 製菓コース

取材/学校法人嶋田学園 飯塚高等学校製菓部
顧問 林田先生
チーム 「アルカンシエル」野上さん、福田さん、鶴さん

https://iizuka.ed.jp/

スイーツ甲子園優勝3回、準優勝2回の実績を誇る強豪校。製菓コースでは卒業までに製菓衛生師の国家資格取得を目指す。卒業後の進路は主に製菓・調理専門学校への進学でさらに技術を磨く生徒も多い。GLOBAL(グローバル)、LOCAL(地域)、INDIVIDUAL(個性)を教育理念に掲げ地域と世界を結びつけ、多様な個性が出会うことで、社会で輝く力を磨くことに重きを置いている。

スイーツ甲子園 高校生パティシエNo.1決定戦
主催:産経新聞社
公式サイト:https://sweets-koushien.com/

住商モンブランはスイーツ甲子園を通じて
お菓子作りが大好きな高校生の「夢」を応援します。

  • (撮影:産経新聞社)

第17回スイーツ甲子園では、
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洗練されたミニマムなデザインに、
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きっと、未体験の動きやすさ。MONTBLANC SMOOTH-FIT COOK COAT

パティシエと共同開発厨房で50回以上の検証を実施し、調理中の動作に合わせて機能を設計。腕を上げ下げしても着くずれしにくい、肘を曲げ伸ばしてもつっぱらないなど、ストレスのない着心地が特徴です。デザインはシンプルに美しく整え、接客等フロアでの振る舞いもスマートに演出します。

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