Introduction
導入事例
愛知厚生連
より良い働き方を目指して!
新ユニフォームでは
ナイトスクラブも導入。
安城更生病院は、昭和初期の「農山漁村経済更生運動」を背景に、JA愛知厚生連(厚生農業協同組合連合会)の医療機関として1935年に創立。地域の人々によって創られ、地域とともに発展し、市民のための総合病院、高度医療を提供する中核病院、優れた医療人を育成する教育病院という3つの役割を担っています。また、救命救急センター、総合周産期母子医療センター、地域中核災害拠点病院、がん診療センターという4つの機能を持ち、安城市の基幹病院として地域医療に大きく貢献しています。今回は、創立90周年の節目を迎える2025年4月よりご採用いただくアシックスのユニフォームについて、看護部長の吉永恵さんと看護部の皆さんにお話を伺いました。
4年ぶりのユニフォーム刷新にあたり、吉永部長が掲げたのは「脱・白衣」。ラインナップに白を加えないという異例の選択には、さまざまな職種と連携し、チーム医療を行う総合病院ならではの理由がありました。「臨床工学士さん、理学療法士さん、栄養士さん、薬剤師さん、みんな白を着ていて、患者さんから見ると誰がどの職種かわかりにくいので、白はやめようと」。その結果、グレー×ホットピンク、ネイビー×グレー、ベージュ×ネイビーなど、シックでありながら印象的なカラーが選ばれました。
もう一点、吉永部長が意識したのは「安城更生病院らしさ」。JA愛知厚生連が運営する他の医療機関と重ならないように気を付けたと言います。「私たちは患者さんの生きる力・回復力を尊重し、求められる最高の看護を提供することをめざしています。その姿勢や想いを表すものとして、白衣でも安城更生病院だとわかるものを選びたいと思いました」。
安城更生病院このリニューアルを機に、働き方改革の一環として、新たにナイトスクラブ(夜勤用ユニフォーム)が導入されます。夜勤の際は、鮮やかなターコイズのユニフォームを着用。夜勤と日勤の職員がひと目でわかることで、スムーズな業務の引き渡しが可能になります。吉永部長は「先生も誰に声を掛ければいいのかすぐわかりますし、夜勤の職員が残っていれば一目瞭然。職員自身も、早く交代しようという気持ちになると思います」と、残業時間の削減に期待を寄せています。
「夜勤は重要な勤務ですが、子育てや介護などみんな事情は様々です。だから、助けられるときは助けて、できないときは助けてもらって、長い目で見て公平になるように働こうと伝えています」と吉永部長。夜勤用ユニフォームの導入も、職員の働き方を大切にする安城更生病院らしい取り組みです。
約1,100名が在籍する看護部のユニフォーム選びは一大事業。以前は投票も行っていましたが人数が多く集計が大変なため、今回は部長・課長など役職付きの皆さんが現場の声を参考に絞り込みました。カタログから選んだサンプルを取り寄せ、素材感やポケット、着心地や動きやすさなどをチェック。決定した際には管理職の会議において、ファッションショー形式でお披露目されました。
数ある中からアシックスが選ばれたのは「伸縮性」が決め手でした。「看護師は本当にいろいろな動作をするので、伸びの良さは重要。アシックスはサイドの素材が突っ張りにくく、しかも薄いので涼しく感じますね」。パンツは、白とネイビーの2色を採用。前回のリニューアルで白とピンクにしたところ不評だったそうで、「今回は、以前から要望の多かったネイビーを追加しました。女性は生理の時とか、やっぱり気になりますから」。
まだ試着段階ですが、着用された現場の皆さんにも感想を伺いました。新生児室担当の稲垣さんは、涼しさを評価。「前のものが分厚くて暑かったので、これは薄手でいいですね。汗をかくことが多いのでグレーはちょっと不安でしたが、汗ジミが目立ちにくい素材と聞いてほっとしました」。6階西病棟を担当する西井さんは「最初は斬新な色だなと思いました」と驚いたそうですが、「着てみると意外となじみますね」と笑顔に。「白がないことにびっくりしました」という大河内さんは、HCU(高度治療室)所属。「脇は通気用のベンチレーションが空いているので、ムレにくそうですね」と期待を口にします。
最後に皆さんにとって白衣とは?とお聞きしたところ、「仕事のスイッチ」という答えが返ってきました。病院のロッカーで白衣に着替えると、「さあいきますか、って気持ちになりますね」と西井さん。新しいユニフォームが、安城更生病院の皆さんのモチベーションの一助となることを心から願います。
愛知厚生連
安城更生病院
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